FC2ブログ

犬の訓練 DoggyCulture 

個人レッスンによるドッグトレーニング

BLOGTOP » ARCHIVE … 2015年07月

犬があなたを好きなる!

■犬のクレートについて
いつも思うのですが、飼い主さんが愛犬に使用するクレートが必要以上に大きいことです。
これは飼い主さんがクレートが狭いと不自由だし可哀そうだという配慮からそうなるのだろうと察せられます。
たしかに狭いと窮屈に感じられ可哀そうと思われがちですが、実はそうではないのです。 
cly1.jpg cly2.jpg
イヌでもネコでも狭い隠れ家が好きなのです。ベッドの下やソファーの下、ソファーと壁の隙間など狭い場所が安心なのです。
ご主人が怒って、そこから逃げ出し身を隠すのはそういう狭くて安全な場所なのです。野生イヌ科の動物も狭い穴倉が安全な隠れ家なのです。
とくに車に積み込むクレートは少し狭いくらいのほうが安全なのです。大きく広すぎると犬はクレートの中で立ち上がったり、臥せている場所と壁との間が広すぎて、カーブや急ブレーキをかけたときその慣性力で壁や床に叩きつけられるという危険性があるのです。
室内のクレートはちょうどよいくらいのちょっとだけ余裕のある大きさに、車内のクレートには少し狭めのクレートが安全です。
























スポンサーサイト

トレーニングあれこれ

商売柄、みなさんよりも多くの犬に接してきましたが、それぞれが個性的でおもしろいものです。
犬によっては大変個性的で、その犬にしかできないようなあきれ返る行動をするものもいます。
それでもその犬にとってはそれが個性なのです。飼い主さんにとっては変な行動と思われるかもしれませんが、それが魅力的な行動と思えるくらい愛おしいものに感じられるようになるといいですね。
わたしのところには鳥猟犬の保護犬がやってきます。保護犬というのは遺棄された犬や迷子になった犬がほとんどです。おそらく愛情が足りなかったり訓練がうまくいかなかったりした結果、戻ってこなかったり逸走してしまった犬たちです。
でもそういう保護犬には、すばらしい犬も少なくありません。


競技会


以前、あるイングリッシュ・セターの訓練を依頼されたことがあります。
その飼い主さんはボランティアで保護犬の『あずかりさん』つまり里親さんを募集し、その間に基礎訓練や躾を施して里親さんにわたす仕事をしていたかたでした。
ですから、ある程度訓練や躾をできるかたなのですが、手に負えず訓練教室を巡り巡ってわたしのところにたどり着きました。
この犬の訓練は大変でした。つまり手こずったわけです。二度逸走され犬探しに奔走しました。
それでも飼い主さんの深い愛情と辛抱強い自主訓練の結果、だんだんと成果が上がり、オフリードの状態で呼び戻しやコンタクトもできるようになりました。
そしてフィールドトライアルという鳥猟犬の競技会に挑戦し、正規の血統書を持つ犬たちを凌ぎ好成績をおさめ、競技終了後問い合わせが殺到したそうです。
そういうこともあるのですね。これは飼い主さんの愛情と辛抱強い自主訓練の勝利だと思います。

319-2.jpg














My Bookコーナー

ポインターを飼いはじめて、最初に読んだ本はコンラート・ローレンツの『人、イヌにあう』だったと思います。
鳥猟犬を飼育するのは初めてのことで、最初は鉄砲撃ちの師匠から訓練を教わりましたが、あまりしっくりこなかったのと一般的なしつけ訓練読本もあまり好きにはなれませんでした。
そして、そうこうするうちに蔵書もゆうに200冊を超えてしまいました。もちろんそのなかには、好きになれない著書もあります。
そのなかでわたしにとって印象深い本を取り上げたいと思います。

 
動物交際術

 

ムツゴロウの動物交際術
著者:畑正憲
発売日:1999年06月

※画像の単行本は入手困難えすが、Amazonで文庫本が販売されています

まずみなさんがよくご存じのムツゴロウ先生畑正憲さんの著書から。
畑さんの著書はたくさんありますが、そのうちの一冊『動物交際術』はたいへん感銘を受けました。
最初の章「心を対等に」のなかで、「動物と付き合うことは、命が触れ合う一瞬を共有して生きることでもある。大体に於いて命そのものが摩訶不思議なものなのだから、その一瞬の触れ合いはさまざまであっていいと思う。いい表現がある。一期一会だ」というふうに始まっています。
これは犬との付き合いにも大切なことで、またわたしたちのようなトレーナーにとっても訓練の要になると信じていいものと思います。
そしてトレーナーは『トレーニング技術』だけでなく生物学(生理学、解剖学、動物学、行動学、心理学など)も知る必要があることを示唆してくれました。


 
馬と話す男

 

馬と話す男
サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生
著者:モンティロバーツMonty Roberts
翻訳:東江一紀
出版社: 徳間書店
Amazonで販売されています

これは名コーチマン モンティー・ロバーツの物語です。彼は過去に、あたり前のように行われていた拷問に近い調教(break)を馬語によって信頼関係を育むトレーニングにかえていったその過程がえがかれています。犬のトレーニングも似たようなもので、わたしが35年ほど前に見たアメリカのポインティングドッグの訓練ビデオも過酷なもので、今から思えば残虐行為に等しかったのです。馬の一般的な調教(仕込み)は、“懲らしめ”と呼ぶ方法で精気を奪い、さらに追いつめることでヘトヘトにさせ、馬の自発性を破壊するのです。つまり精気の抜けたもぬけの殻の奴隷に仕立てあげるのです。犬の訓練も同様に警察犬訓練士あがりの躾トレーナーは、自発性がなく精気のない奴隷犬に仕上げる傾向にありました(いわゆる「性根抜き」)。警察犬の訓練やオビディエンス訓練など、今でこそ過酷な訓練は少なくなりましたが、未だにそのような訓練を引きずっているトレーナーもいないではありません。

また、モンティーは鞭を当てたり振り下ろしたりしなくとも、馬と交わす身体言語(ボディーランゲージ)で十分通じると言っています。いわゆるモンティーが独学で習得した『馬語』です。すばらしいですね。モンティーは「教えるという一方的な行為は存在しない。誰にも教えることなどできはしない、あるのは学ぶことだけなのです。よろこんで学べる環境をつくることです」と。吉野弘の『最も鈍い者が』という詩の中に「人を教える難しさに最も鈍い者が/人を教える情熱に取り憑かれるのではあるまいか」という自戒を込めた一節があります。私たちトレーナーも心しなくてはなりません。モンティーはこれまで47人の養子を育てています。その大半が麻薬中毒や情緒障害などの問題をかかえた子どもたちです。モンティーは言います「わたしの育児法は単純です。甘やかすことも、どなりちらすこともありません。子どもがよいことをすればふんだんに褒め言葉を与えますが、過ちを犯したときにはけっしてそれを非難しません」。
『馬と話す男』は読み物としてもおもしろいです。機会があればぜひご一読を


これからも少しずつ私が感銘を受けた本を紹介したいと思います。




















連 絡・問合せ

住所:〒299-3255 千葉県大網白里市みどりが丘2-17-30
最寄のマップ
地図 ←拡大します

電話:0475-77-7617(同FAX)
携帯:090-7207-7475 (トレーニング中は応対できない場合があります)
メール:kurusu★adagio.ocn.ne.jp (★を@変更)      








資  格

・家庭犬トレーニングインストラクター
 (日英家庭犬トレーニング協会 認定書99073)

・愛玩動物飼養管理士
 (社団法人 日本愛玩動物協会 資格認定書225110881)

・動物取扱業登録証(訓練)登録番号09―山健福―720―1


ガンシャイの矯正訓練